畳は、床・表・へりの3種類でできています。

その材料について説明致します。

床(とこ) 畳の土台となる部分

<藁床>
全て藁で出来ている床。1級品と2級品があります。現在は全体の10%程の需要です。

<スタイロ床>

ポリエスチレンホームといわれる発砲スチロールと薄いベニヤ板を藁で挟んでいる床。現在は、全体の30%程の需要です。

 

<建材床>

ポリエスチレンホームをインシュレーションボードで挟んでいる床で、3層構造になっています。最近は、この床が主流になってきています。この3層の組み合わせによって、15ミリ~60ミリの厚さ調整が可能です。へりなしの畳(琉球調畳)にもこの床が使われています。

表(おもて) 畳の表面の部分

<一般的によく使われる表>

①熊本八代産麻綿引き表(糸が麻と綿の2本)
②熊本八代産引き表ダブル(糸が2本)

③熊本八代産引き表シングル(糸が1本)

④中国産表

 

①~③は国産で、④は中国産の表です。

価格は①から④の順で安くなります。

国産と中国産の違いについてですが、値段は中国産の方が安く、国産とだいぶ開きがあります。品質については、国産は、表の手触りがしなやかさがあるのに対し、中国産は乾いた感じがします。見た目にはさほど変わりはありません。

<カラー表>

(左上より右へ)市松ダークブラウン、校倉交色、目積グレー(左下より右へ)清流ストライプ灰桜色×白茶色、市松ピンク、目積チャコール

※パソコン環境によって実際とはカラーの見え方が異なる場合がございます。

※写真は一例です。その他、多種類ご用意しております。

へり 畳のふちの部分

(左上より右へ)QE2ペイズリー、HANA香織、暮四季(左下より右へ)QE2ミヤコ、八重山、香々里

※パソコン環境によって実際とはカラーの見え方が異なる場合がございます。

※写真は一例です。その他、多種類ご用意しております。

※へりなしも可能です。

このように、畳表について申し上げれば、最近は従来の畳表に加え、カラー表、こちらには載せておりませんが、その他FFC加工表、柄入り表などがあります。また、へりについては、へりの有無・多種類の柄があります。これらの組み合わせによって、畳の種類は無限大に広がります。あなたの感性で自宅の和室・洋間にあったオリジナルな畳を作ってみてはいかがでしょうか。

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